世の中には様々な商売やサービスがあり長く定着するものもあればすぐに廃れてしまうものもあります。その分岐点にはどこにあるのかといいますと、需要がありそれに見合った供給となるものが受け入れられるという点が大切だと考えられます。
そのサービスを必要とされる需要がなければどんな画期的なサービスだったとしても利用されることはないですし、需要に沿ったサービスでも見合う供給でなければ満足のできるサービスにならず廃れてしまうでしょう。
つまり利用者の希望に沿った内容のサービスで多くの利用者が存在していることが一つの条件となりビジネスモデルへと繋がります。
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クレジットカードのショッピング枠現金化というビジネスモデル
クレジットカード会社にとって現金化は利益を生むサービス
「クレジットカード現金化」といえば世間一般的には違法や犯罪というようなネガティブな印象のあるグレーな商売とされていますが現在でも廃れることなく多くの利用者が資金調達の方法として活用しています。
クレジットカード現金化は厳密にいえば違法性はありませんがクレジットカードを発行する際に必須となる利用規約に違反する行為というのは日本クレジット協会や各クレジットカード会社のホームページで勧告されています。
これだけ多くの現金化業者が跋扈しておりクレジットカード現金化業界が繁栄する裏側にはクレジットカード会社が現金化を黙認しているという紛れもない事実があります。
表面上では確かに換金目的によるクレジットカードの使用を禁じておりますが、クレジットカード会社としては買い物をしてその代金が支払われば利益がでるため例えそれが現金化のための買い物であったとしてもそれを阻止することはありません。
つまり現金化もクレジットカード会社にとっては利益を生むサービスなのです。
利用者がクレジットカード現金化する目的
クレジットカード現金化を利用している人の目的は資金調達の方法としてショッピング枠を現金化しています。
当然、現金化されたお金の使用用途は人それぞれですが何らかの理由でお金が必要としています。そのためにクレジットカード現金化を利用しているのですが、利用したショッピング枠を100%の割合で現金化できる訳ではなく多少なりともロスが生じます。
例えば10万円のショッピング枠を現金化した場合、換金率が80%ですと8万円の現金となります。この8万円を得るために10万円を支払わなければなりません。つまり2万円の赤字となるサービスなのですが本当に納得できるサービスなのでしょうか?
利用者にとっては2万円のロスがあったとして8万円の現金が今は重要というシーンで利用されているため不満なサービスということはありません。確かに100%の換金率で現金化できればそれに越したことはありませんが、そんなことは不可能というのは理解しており現金化サービスを利用するためにはそれなりに手数料が発生するのは当然のことです。それを踏まえて利用していますのでクレジットカード現金化が悪徳商法とは思っていないのです。
現金化業者の存在意義
利用者は資金調達のために現金化サービスを必要としており、クレジットカード会社は利益を生むサービスとして黙認しています。そうなりますと結果的に現金化業者の需要は少なからず存在していることになります。
このクレジットカードのショッピング枠を現金化するサービスは印象としては決してよいとは言えませんが、現金化サービスの関する三者がwinwinの関係を築くことのできるビジネスモデルとなっているのです。
現金化業者が利用者から法外な手数料を差し引いているというような解釈をされることがありますが現金化するためには多少なりとも経費や運営費は必要であり100%の割合でショッピング枠をお金に換えることはできません。
そのため70%や80%の現金にしかならないことは仕方がないことであり、それが高金利と考えるのは法解釈としては少し外れているようにも感じられます。
現在では逮捕者もでず定着しつつありますが、今後少しづつでもマイナスイメージが払拭されればと思います。